カリフォルニアでジャングルクルーズがリニューアルオープン

カリフォルニアのディズニーランド内にあるアトラクション「ジャングルクルーズ」に新しい要素が加わり、7月16日にリニューアルオープンしました。ジャングルのツアーの中で出会うキャラクターや冒険、ツアーガイドのバックグランドストーリーをディズニー・イマジニアたちが強化し、自分たちがアトラクションの中の登場人物になったかのような新しい体験ができるようになりました。新しいキャラクターが登場し、新しいシーンも追加され、ストーリーがボリュームアップしました。

1955年7月17日カリフォルニア ディズニーランドのグランドオープンとともにスタートしたアトラクション「ジャングルクルーズ」は当初、ジョークもなく説明を聞きながらジャングルをボートで巡るだけのシンプルな内容でしたが、年月をかけてディズニーらしさのある物語性"ストーリーテリング"が強化されてきました。今回のリニューアルでは乗船した人全員がジャングルクルーズの物語のなかの登場人物となって、物語を体験しているような感覚になるように、しかしながらもみんなが知っているジャングルクルーズらしさが残されるように開発されたとのこと。スキッパー（船長）として案内するキャスト自身がアトラクションとも呼べるのもジャングルクルーズ。スキッパーに関しても物語性を強化し、よりユーモア溢れるライドに進化しました。

ウォルト・ディズニー・ワールドのマジックキングダムにあるジャングルクルーズに関しても今年の夏に向けてリニューアルの準備が進んでいて、ウォルト・ディズニー・ワールドとディズニーランド・リゾートのディズニー・イマジニアが共同してこのプロジェクトを進めています。アメリカの西海岸と東海岸のイマジニアが一緒にプロジェクトを行う機会は多いことではないとのことで、優秀なイマジニアがウォルト・ディズニー・ワールドに集い、より現代にあった楽しい体験を創り出しています。

今回のリニューアルで東京でもお馴染みの先住民が登場するパートが削除されています。スプラッシュマウンテンのテーマを『南部の唄』から『プリンセスと魔法のキス』に変更してリニューアルすることが発表されていて、既にリニューアルしたカリブの海賊の"女性オークションシーン"も含め、日本では感じにくい人種差別的な部分がアメリカでは時代に合わせて進化しています。