takubloの日記

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ウォルト・ディズニー・ワールドの歴史:スペース・マウンテン

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今や世界のディズニー・パークに存在するスペース・マウンテン。そのオリジナルが1975年ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのマジックキングダムに誕生しました。"マウンテン系"の先駆けとなったディズニーランドのアトラクション「マッターホルンボブスレー」が1959年にオープンしてから始まったウォルト・ディズニー夢の計画「スペース・マウンテン」について発表されたのは1972年10月21日。カリブの海賊スタージェット(現在のアストロ・オービター)のアトラクションの建設、ディズニー・フォート・ウィルダネス・リゾート&キャンプグランドの拡張などが進む中、スペース・マウンテンはウォルト・ディズニー・ワールド第2段階の開発計画での目玉として発表されました。

1975年1月15日のオープニングセレモニーには、ミッキーマウスNASAの宇宙飛行士が数名登場しました。

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スペース・マウンテンは、ウォルト・ディズニー・ワールドのオープンよりも前から構想が練られており、高さ約53m、直径約91mもあるドーム型のデザインは数々のディズニー・アトラクションをデザインしたJohn Henchさんやウォルト・ディズニーイマジニアたちによって手掛けられました。

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ウォルト・ディズニー・ワールドのスペース・マウンテンは、当時のマジックキングダムのエリア外に建てる形で誕生。そのため、マジックキングダムのオープンからあったウォルト・ディズニー・ワールド鉄道のレールをくぐるように地下通路"スター・トンネル"が作られました。ドームに続く地下の長い通路では宇宙を感じる音楽が流れており、数々のパーク音楽を担当したGeorge Wilkinsさんによって1985年に作曲された『We’ve Come So Far』は、現在もアレンジされたバージョンで聞くことができます。

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1990年後半頃のディズニー・スプリングス(当時のダウンタウン・ディズニー)に「ウォルト・ディズニー・ワールド・フォーエバー」という自分だけのサウンドトラックCDを作成できるコーナーがありその中には『スター・トンネル』というタイトルもありました。

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世界最初にできたマジックキングダムのスペース・マウンテンは、他のパークと異なる点がたくさん。まず、ドーム内には二つのトラックがあり、ドーム向かって左側がアルファ、右側がオメガと名付けられています。ドーム中央を境にミラーのように左右対称になっていますが、"アルファ"トラックの方が3mほど長い設計になっているとか。ドーム内にはトゥモローランドをライドに乗って巡るアトラクション「トゥモローランド・トランジット・オーソリティ・ピープルムーバー」のトラックがアルファとオメガの間に敷かれています。また、スペース・マウンテンのライドは縦一列。そして、宇宙旅行の様子は写真撮影されるので油断なりません。

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