takubloの日記

ディズニー・パークス・ブログの内容をメインにした海外ディズニー&クルーズファンのブログ。

フィナーレを迎えるマジキンの花火「ハッピリー・エバー・アフター」

4年以上愛され続けた「ハッピリー・エバー・アフター」9月に終了。

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート50周年イベントの開始に合わせて、10月1日からマジックキングダムのナイトスペクタキュラー「ディズニー・エンチャントメント」がデビューします。それに伴い、2017年5月から4年以上愛され続けた「ハッピリー・エバー・アフター」が9月29日にグランド・フィナーレを迎えます。日本に住んでいるのでもう一度見るということは叶いませんが、終わる前にこのショーの良さを見直してみたいと思います。

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ハッピリー・エバー・アフター
公演パーク マジックキングダム
デビュー 2017年5月12日
公演最終日 2021年9月29日
休演 2020年3月12日~
2021年6月30日
公演時間 約18分
ポスター
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以前の花火 ウィッシュ
Wishes: A Magical Gathering of Disney Dreams
以降の花火 ディズニー・エンチャントメント
Disney Enchantment

以下公式サイトの意訳

ディズニーの物語をお祝いしよう

心をつかんでやまないユーモアと勇敢に溢れるディズニー・アニメーションのカラー、ライト、音楽に輝く世界へと旅に出よう。シンデレラ城がストーリーの一部となって、最新のプロジェクション技術により魔法がかかったように幻想的に表情を変化させます。

照明、レーザー、特殊効果、更に人気ディズニーソングの現代アレンジによる楽曲で花火を壮大に演出。

映画が持つ魔法の力を、あなたのハッピリー・エバー・アフター(末永く続く幸せ)を見つける力に。

感動のテーマソング

このショーで使用されているテーマソング『ハッピリー・エバー・アフター』はアンジー・ケイラウアーさんとジョーダン・フィッシャーさんのデュエットで歌われています。ショーのオープニングではしっとりと歌われ、フィナーレで再度流れる時にはフルオーケストラと90名のコーラスが加わりより感動的な演出に。これは元々、2015年11月から始まった香港ディズニーランド10周年アニバーサリーのテーマソングとして使用されていた楽曲で、同時にスタートしたステージショー「ミッキー・アンド・ザ・ワンダラス・ブック」で現在も使用されています。コロナ感染拡大の影響で休園していたパークが復活した後も、この花火は長らく中止していましたが2021年7月の再演を迎えるにあたり行われたキャストイベントでは、テーマソングを歌うジョーダン・フィッシャーのサプライズ登場で会場が大盛り上がりしました。

アンジー・ケイラウアーさんとジョーダン・フィッシャーさんが歌う『ハッピリー・エバー・アフター』の動画は、収録映像とともにDisney Parks公式から公開されています。

見ている人のハッピリー・エバー・アフター

このショーは、見ている人達の夢を叶えることや追い続けることを後押ししてくれるように願いが込められています。ディズニー作品のキャラクターのように夢を描き、障害に打ち勝ち、幸せなエンディング"ハッピリー・エバー・アフター"を迎える物語の旅へと導いてくれます。このキャラクターたちの奮闘や功績の物語が終わると、フィナーレでは夢を追い求めるてハッピリー・エバー・アフターをみつけだそうと奮い立たせてくれます。

プロジェクションマッピング

マジックキングダムでは以前からプロジェクション・マッピングを使用したショーはありましたが、レギュラーのファイヤーワークスショーのカテゴリーとしては初めて「ハッピリー・エバー・アフター」でプロジェクション・マッピングが導入されました。プロジェクションはシンデレラ城とその両サイドに建つ塔がスクリーンとなります。また、キャラクター要素や映画作品の多さに関しても今まで以上に幅が広がったショーです。クラシック作品もこのプロジェクションのためのアニメーションが新たに描かれ、『アラジン』のオリジナル作品を担当したアニメーターのRandy Haycockさんなども新しいシーンの制作に携わっています。

下の公式動画では、プロジェクション・マッピング制作の裏側を見ることができます。

ハッピリー・エバー・アフターにかわり10月1日から始まる「ディズニー・エンチャントメント」ではプロジェクション・マッピングがメインストリートUSAまで拡張されます。

ショーの構成

ハッピリー・エバー・アフターは、オープニングからフィナーレまで全8つのセクションで構成されています。ファンファーレとテーマソングが流れるオープニングから、冒険や友情、愛情といったテーマでセクションが切り替わり、テーマに合った映画の曲やプロジェクションの映像で名シーンが目の前に蘇ります。ショー終盤にはシンデレラ城一面がステンドグラス風になり、様々な作品の幸せな結末を表現したポートレイトが映し出され、ナレーターの"次に幸せな結末を見つけるのはあなただ"という呼びかけからフィナーレが始まります。フィナーレでは「You can fly!」の歌詞が流れるとティンカー・ベルが夜空を舞い、テーマソングと花火でショーはクライマックスに。

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ショー終了後はお見送りにテーマソングが再度流れ、その間シンデレラ城はハッピリー・エバー・アフターのテーマカラーで輝き続けます。

オープニング

ファンファーレが響き渡るとナレーションの「夢が自分のあるべき姿を見つける旅に連れていってくれる。そのために、自分の心を見つめ、内側にある魔法を解き放とう。」という言葉を合図にシンデレラ城に映し出された鍵穴が夢を解放するように輝きだします。

ウィッシュ

流れ星の様に打ちあがる花火にティアナが願いをかけると、アリエル、レミーラプンツェルの想いがプロジェクションと花火で表現されます。このセクション最後は、外界で過ごすことに憧れるカジモドの想いを歌った『僕の願い』に、ノートルダム寺院の鐘が鳴り響くシーンで美しく次のセクションへと引継ぎます。

登場映画
使用楽曲
  • それがニューオーリンズ(プロローグ)
  • 星に願いを
  • パート・オブ・ユア・ワールド
  • 僕の願い
アドベンチャー

旅や冒険をイメージしたセクションで、メリダから始まるプロジェクションマッピングでは雄大な自然を冒険する様々な作品のシーンが登場します。最後のモアナと伝説の海の『どこまでも ~How Far I'll Go~』では、冒険心を搔き立てられるよう。

登場映画
使用楽曲
  • タッチ・ザ・スカイ
  • どこまでも ~How Far I'll Go~
フレンドシップ

魔法のランプが登場し、アラジンが「僕を信じろ!最高の親友がいることは、新たな世界を切り開く可能性に繋がるんだ」のセリフから『フレンド・ライク・ミー』がスタート。ハクナ・マタタなどアップテンポな曲に合わせて"友情"を感じる様々な映画のシーンが次々と登場。セクションの最後は再び『フレンド・ライク・ミー』が流れ、シンデレラ城がディスコの華やかさで輝き、シンデレラ城の高い塔がロケットのように発射したり、"にこり☺"とした花火が打ち上ったりなどの見どころも。

使用楽曲
  • トラッシン・ザ・キャンプ
  • ハクナ・マタタ
  • 君はともだち
  • ベア・ネセシティ
  • もう糸はいらない
  • それでこそ友達
  • フレンド・ライク・ミー
ラブ

『とびらを開けて』のバラードアレンジとともに、シンデレラ城に月が昇る星空の風景に。続いて『愛を感じて』のワルツアレンジでウォーリーとイヴのダンスシーンが始まり、親子や家族などの愛情シーンが流れます。アラジンとジャスミンが魔法の絨毯に乗って現れることをきっかけにプリンセスとプリンスのシーンに。ラプンツェルとユージーンが『輝く未来』を歌いだすと無数のランタンが浮かび上がり幻想的な雰囲気に。ランタンの裏ではプリンセスとプリンスが寄り添うシルエットがひっそりと出ているのでシンデレラ城に近づいて見てほしいところ。

使用楽曲
アドバーシティ

悪役に立ち向かうセクションに切り替わり、より音楽や花火が迫力を増していきます。『アナと雪の女王』、『ライオン・キング』の迫りくる恐怖を感じるインストルメンタルミュージックでヴィランズが立ちはだかる姿が映し出され後、シンデレラ城が炎に包まれると『彼こそが海賊』が流れる中、様々なヒーローたちが悪と戦うシルエットが映し出されます。

登場映画
使用楽曲
  • オオカミだ!
  • 命をかけて…
  • 彼こそが海賊
トリンプ

戦いの勝利シーンから降り注ぐ雨がやみ始めるとムファサが星空に姿を現し「自分が誰なのか思い出せ」と言葉をこだまさせなが消えていきます。そしてムーランやアラジンなどが勇敢に立ち振る舞う姿を見ることができます。最後にはシンデレラ城が金色に縁どられ、ハッピリー・エバー・アフターを迎えたたくさんのキャラクターたちの姿がステンドグラス風に表現されます。

登場映画
使用楽曲
  • ゴー・ザ・ディスタンス
フィナーレ

「魔法の扉を解き放ち、夢を叶えよう」というナレーションの言葉で、鍵穴が再度シンデレラ城に浮かび上がり、見ている人たちの夢を叶えるセクションに。シンデレラ城から舞い上ったティンカー・ベルと共にクライマックスに入ると、ピクシーダストに包まれたシンデレラ城が煌びやかに表情を変えていきます。そしてシンデレラ城の脇いっぱいまで広がる花火で迫力の終演を迎えます。

使用楽曲

ハッピリー・エバー・アフターはマジックキングダム3代目のファイヤーワークスショーですが、それ以前のショーは10年以上続くロングランだったので50周年を機に終了するなんて思ってもみませんでした。最後に見たのはいつだろう?何回見ただろう?と考えると、見れるときにもっと見ておけば良かったと後悔しています。50周年中に日本からオーランドへ行けのかもわからない状況ですが、新しいショーのディズニー・エンチャントメントは必ず見る。毎回最後かもしれないと思ってじっくり見る。これからはそういう気持ちでいたいです。